バイデン大統領の後継者指名をうけたカマラ・ハリス副大統領。
民主党候補として共和党候補と大統領選を闘うことが予想されるのですが、実はハリス副大統領はかなり不人気なようですね…。
なぜハリス副大統領は不人気なのか調べたところ、6つの理由が見つかりました。
さらに衝撃的なことに、ハリス副大統領の支持率は不支持率よりも圧倒的に低かった…?!
この記事ではこんなことがわかります▼
- ハリス副大統領が不人気な理由4選!
- ハリス副大統領は不支持率の方が高い
ハリス副大統領は不支持率の方が高い
スポニチアネックスが2024年7月23日に報じた内容によると、ハリス副大統領は副大統領就任後、長らく支持率よりも不支持率の方が上回っている状況で、支持率が30%を切ったこともあるほど不人気なようです。
ハリス氏は副大統領就任後、移民対策や失言、スタッフの相次ぐ離職などで評価を落とし、副大統領支持率が30%を下回ったこともある。
最新の世論調査では、ハリス副大統領の支持率は37.7%、不支持率は55.5%に達しています。
調査メディア | 支持率 | 不支持率 |
YouGov | 41% | 56% |
Rasmussen Reports | 41% | 56% |
CNN | 29% | 49% |
ファイブサーティーエイト | 38.6% | 50.4% |
CBSニュースが2024年7月16~18日に行った世論調査では、トランプ元大統領を支持するとの回答は51%、ハリス副大統領は48%でした。
NBCニュースによる2024年7月7~9日実施の世論調査(全米800人が回答)でも、トランプ元大統領が47%でハリス副大統領を2ポイント上回っていました。
では、なぜハリス副大統領がこれほどまでに不人気なのか、理由を探っていきましょう!
ハリス副大統領が不人気な理由6選!
ハリス副大統領が不人気な理由6選はこちらです。
〈ハリス副大統領が不人気な理由〉
- 過去の大統領選で失敗している
- 移民対策の失敗・失言
- スタッフの離職率の高さ
- 失礼な行動がみられる
- 過去の不倫疑惑
- 目立った実績がない
①過去の大統領選で失敗している
ハリス副大統領が不人気な理由1つ目は、過去の大統領選挑戦の際に失敗していることです。
ハリス副大統領は2020年のアメリカ大統領選の際、民主党内でバイデン大統領と候補者指名争いを繰り広げていた人物でした。
ただ、その際の立ち回り方がかなりまずかったと、2024年7月22日のBBC報道でとりあげられています。
2020年大統領選で民主党の候補指名を勝ち取ろうとしたが、散々な結果に終わった。ハリス氏は序盤で急浮上したが、メディアのインタビューにうまく対応できなかったり、示すビジョンが不明確だったり、選挙運動の運営がまずかったりしたため、最初の予備選の前に脱落したのだった。
2020年のアメリカ大統領選の予備選の際、ハリス副大統領の陣営はかなり盛り上がりを見せていました。
しかし、2019年12月にスタッフに情報がしっかりと伝えられないまま、突然ハリス副大統領はキャンペーンから撤退してしまいました。
②移民対策の失敗・失言
ハリス副大統領が不人気な理由2つ目は、移民対策の不十分さや失言に非難を浴びていることです。
まず、ハリスはバイデン政権で移民政策の陣頭指揮を執っているが、政権の移民政策を支持する人は35%にすぎない。しかも、移民問題はハリス自身の看板政策でもあるので、支持率へのダメージがひときわ大きいとされる。
ハリス副大統領がの移民対策が非難されている一連の流れはこちらです。
<ハリス副大統領の移民対策批判の流れ>
- バイデン政権発足後、早々にハリス副大統領はアメリカとメキシコ国境の移民対策の指揮にあたるように命じられる
- ハリス副大統領は現場の国境の視察にすぐに訪れないことで非難される
- NBC Nightly Newsのテレビ番組内で「国境を訪れる気はあるのか?」と執拗に尋ねられると、たまりかねて「私は欧州にも行ってない!」と失言をしてしまう
- 2021年6月の初外遊(中南米訪問)中、グアテマラで開いた記者会見で「アメリカ国境に来ないで」と言って大炎上
- もともとハリス副大統領は「不法移民を取り締まる側」の検察出身なので、そもそもの人事がまずかった
- 民主党若手議員たちから「人道的な移民対策がされていない」と批判の集中砲火を浴びる
③スタッフの離職率の高さ
ハリス副大統領が不人気な理由3つ目は、スタッフの離職率の高さです。
2022年1月19日にNEWS WEEKが報じた内容によると、2019年のハリス副大統領の事務所スタッフ離職者は上院議員内で最も多かったそうです。
ハリスが部下をいじめる「意地悪な上司」だという噂もある。この噂を裏付けるように見える材料は、大統領選や副大統領就任後にスタッフが続々と離職していることだけではない。上院議員時代の19年、ハリスの事務所スタッフの離職率は、アメリカの上院議員100人の中で最も高かった。
- 陣営の内紛
- コミュニケーションと資金集めの不手際
- ボランティアの士気低下
またブルームバーグの2024年7月22日の報道によると、ハリス副大統領は2021年の副大統領就任後も移民政策の失敗も重なり、ホワイトハウススタッフの離職も止まらなかったそうです。
就任してしばらくは同氏から離れていく職員も多く、彼女を厳しい上司と評する元側近もいた。
④失礼な行動がみられる
ハリス副大統領が不人気な理由4つ目は、副大統領にもかかわらず、失礼な行動が見られるからです。
2021年5月に韓国の文在寅大統領がアメリカを訪問した際、会見の場で握手を求められたハリス大統領は若干ためらい、握手した後にズボンで手を拭くような行動が「失礼すぎる」と大炎上しました。
⑤過去の不倫疑惑
ハリス副大統領が不人気な理由5つ目は、過去の不倫疑惑です。
2020年11月25日「ハリス次期副大統領の不都合な真実、政界の重鎮と不倫?出世の踏み台に」という、かなり深刻なスキャンダル(疑惑)も抱えており、民主党大統領候補となれば共和党から激しい追及を受けるであろう。
ハリス副大統領の過去の不倫スキャンダルはこのような内容です。
〈ハリス副大統領の過去の不倫疑惑〉
- ハリス副大統領が30代の検察官だった頃、黒人政界のレジェンド、ウィリー・ブラウンと不倫関係にあった。
- ウィリー・ブラウンは1996年に黒人で初めてサンフランシスコ市長に当選。2004年まで2期8年市長を務めた人物。
- ハリス副大統領とウィリー・ブラウンが不倫関係にあったのは1994年から1年ほど。
- 地方検事としてのキャリアをスタートさせたばかりの29歳のハリス副大統領は、30歳以上年上のウィリー・ブラウンとの交際で高級車や、キャリアアップにつながる職責等の便宜供与を受けたと言われている。
⑥目立った実績がない
ハリス副大統領が不人気な理由6つ目は、副大統領時代に目立った実績がないことです。
ハリス副大統領は副大統領就任直後に任された移民対応に失敗。
移民政策においては目立った成果は上げられませんでした。
また、ハリス副大統領はバイデン大統領との関係性もあまり良くはなく、重要な政策決定への関与度も低いと噂されています。
国内だけでなく、外交面でもあまり目立った実績をあげていないハリス副大統領。
国際会議などの場でアメリカ代表として参加する機会はあったものの、「いまいちパッとしない人」ということで不人気なようです。
【まとめ】ハリス副大統領が不人気な理由6選!不支持率の方が高くて選挙戦は大丈夫?
今回は「ハリス副大統領が不人気な理由6選!不支持率の方が高くて選挙戦は大丈夫?」と題してお送りしました。
- ハリス副大統領が不人気な理由6選はこちら。
①過去の大統領選で失敗している②移民対策の失敗・失言③スタッフの離職率の高さ④失礼な行動がみられる⑤過去の不倫疑惑⑥目立った実績がない - ハリス副大統領の最新の支持率は38.6%(2021年1月の就任以来、支持率が不支持率を上回ったのはわずか数カ月のみ)
バイデン大統領の後継者指名により、民主党の有力候補者になっているハリス副大統領。
ただ、世論的にはかなり人気がないようなので、民主党の厳しい選挙戦はまだまだ続きそうですね。
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