歴史的な円安で再び「令和のミスター円」こと、財務省の神田眞人財務官の為替介入が噂されています。
超凄腕トレーダー並みの為替介入を何度も行ってきた有能な神田眞人財務官は、さぞかし年収がすごいだろうなと思って調べたところ…なんと驚異の年収2300万円ということが判明!
また、超有能すぎる神田眞人財務官はどこでどのような経歴を歩んできたのかも気になります。
財務官退任後は神田眞人財務官は大学教授に転身の可能性も…?!
この記事ではこんなことがわかります▼
- 神田眞人の年収
- 神田眞人の経歴
- 神田眞人の財務官退任後の職業
神田眞人の年収は2300万!
神田眞人さんの年収は2313万6300円です。
神田眞人さんが貰っている年収を表にまとめると、このようになります。
月額 | 年額 | |
---|---|---|
指定職俸給第7号 | 110万7000円 | 1328万4000円 |
地域手当 ※1 | 22万1400円 | 265万6800円 |
期末手当 ※2 | 359万7750円 | 719万5500円 (年に2回支給で計算) |
※1:「地域手当」:物価の高い地域(首都圏や都市部など)に勤務する公務員に対して支給される手当。
※2:「期末手当」:いわゆるボーナスのこと。月額の3.25ヶ月分が支給される。
神田眞人さんが現在務めている「財務官」は、財務省内で財務事務次官や国税庁長官と並ぶ次官級ポスト(超偉い役職)です。
そのため月給は国家公務員の「指定職俸給第7号」に該当します。
神田眞人の経歴は官僚一筋37年!
神田眞人さんの経歴はこちらです。
- 1987年:東京大学法学部卒業後に大蔵省(現在の財務省)に入省し、理財局に配属される
- 1989~1991年:イギリスのオックスフォード大学に官僚留学
- 1993年:7月に仙台国税局十和田税務署長に就任
- 1994~1995年
:世界銀行に出向する
:その後、為替市場課長補佐、大臣官房企画官(大臣官房秘書課担当)などを歴任 - 2006年:世界銀行で理事代理を務める
- 2009年:財務省に戻る。給与共済課長と主計官を歴任
- 2013年:財務省国際局に勤める
- 2015~2017年:金融庁に出向(金融庁総務企画局参事官を務める)
- 2017年:財務省主計局次長に就任
- 2019年:財務省総括審議官に就任
- 2020年:財務省国際局長に就任
- 2021年:7月8日より財務官に任命
- 2024年:7月31日をもって財務官を退任
1987年に大蔵省(財務省)入省
神田眞人財務官は、1987年に大蔵省(現在の財務省)に入省し、理財局に配属されます。
<理財局>
日本銀行の業務・組織運営、貨幣発行や日本銀行券の発行計画を行う。また、国債・地方債などの発行も担当。財政投融資、国有財産管理なども担っている。
神田眞人財務官はオックスフォード大学官僚留学を経て、28歳の若さで仙台国税局十和田税務署長に就任します。
神田眞人財務官の学歴に関する記事はこちら▼
その後、神田眞人財務官は財務省内で「為替市場課長補佐」「大臣官房企画官」の役職を経て着実にキャリアを重ねていき、2006年からは世界銀行理事代理を務めます。
世界銀行(ワシントンD.C本部)
2009年に神田眞人財務官は財務省に戻り、課長級ポスト(「給与共済課長」と「主計官」)を歴任。
そして神田眞人財務官は2015~2017年には金融庁に2年間出向し、財務省復帰後の2020年には「財務省国際局長」に就任します。
2021年7月に財務官に就任
神田眞人財務官は2021年7月8日より、財務省で定員1名の次官級ポストである「財務官」に任命されました。
財務官就任後、神田眞人財務官は円安が進む中で4回(22年9、10月、24年4、5月)の日銀為替介入を指揮しています。
特に2022年の為替介入の際は「タイミングが完璧すぎる」「トレーダー並みの手腕だ」と、2022年11月24日のデイリー新潮の報道で大きく評価されていました。
今回は約9兆1881億円分のドル売り円買いを実施。言うなれば安く仕込んでおいたドルを高値のピークで手放したことになる。すご腕FXトレーダーも顔負けの介入を仕切ったのが、同省の神田眞人財務官だ。
財務省は28日、茶谷栄治事務次官が退任し、後任に新川浩嗣主計局長を起用するなどの幹部人事を発表した。7月5日付で発令する。神田真人財務官も退任し、後任には三村淳国際局長が就任する。財務官と国際局長は7月31日付で発令する。
神田眞人は財務官退任後に大学教授就任?
2024年6月28日に財務官を退官することが発表された神田眞人財務官は、予想では財務官退任後に大学教授に就任するのではないかと考えます。
実は神田眞人財務官、かねてより「日銀総裁のポストを狙っている」と噂されています。
ABEMA TIMESが2024年5月5日に報じた記事にも「ゆくゆくは(神田眞人財務官は)日銀総裁になる可能性もある」と書かれています。
「黒田東彦氏のように、ゆくゆくは日銀総裁になる可能性もある」と見ているその人物は、財務省の神田眞人財務官だ。
<第30代総裁:白川方明(しらかわまさあき)>
- シカゴ大学大学院卒業後、日本銀行に入行
- 京都大学大学院公共政策教育部(公共政策大学院)教授、東京大学金融教育研究センター客員研究員を務めたことがある
- 日本銀行副総裁を約1カ月務めた後に、日銀総裁に就任
<第31代総裁:黒田東彦(くろだはるひこ)>
- 東大法学部卒業後、大蔵省(現在の財務省)入省
- 1999年に財務官に就任
- 財務省退官後は、一橋大学大学院教授を経てアジア開発銀行総裁を務めた後に日銀総裁に就任
<第32代総裁:植田和男(うえだかずお)>
- マサチューセッツ工科大学経済学部大学院卒業後、ブリティッシュ・コロンビア大学経済学部助教授に就任
- 大阪大学経済学部助教授、東京大学経済学部助教授・東京大学経済学部教授、東京大学大学院経済学研究科教授、共立女子大学教授をつとめた経歴がある
- 「日本銀行政策委員会審議委員」を7年間務めた
- 日銀総裁になる前に、一度は銀行の仕事に関わったことがある
- 大学教授を務めた経歴がある
神田眞人財務官は元々財務省出身で、理財局で日本銀行の業務運営に携わったり、世界銀行に出向した経歴があります。
しかし、神田眞人財務官はまだ大学教授としてのキャリアはお持ちではありません。
「令和のミスター円」と呼ばれるほど為替に詳しく、トレーダー顔負けの完璧な為替介入の実績がある神田眞人財務官が大学教授になったら、かなり人気な先生になりそうですね!
【まとめ】神田眞人の年収は2300万!財務省での経歴や財務官退任後は大学教授就任?
今回は「神田眞人の年収は2300万!財務省での経歴や財務官退任後は大学教授就任?」と題してお送りしました。
- 神田眞人財務官の年収は国税庁長官、海上保安庁長官、警視総監などと同じ『指定職俸給第7号』に該当。総額年収は約2300万円となっている。
- 神田眞人財務官の経歴は官僚一筋37年!2度の出向を経て2021年に財務官に主任。
- 神田眞人財務官は財務官退官後、ゆくゆくは日銀総裁になることを目指して大学教授に就任する可能性が高いと予想。
まさかの7月末での退任発表で、世間を驚かせた神田眞人財務官。
もし現状の歴史的な円安がさらに進めば、退任の前に最後の神田眞人財務官の大仕事(為替介入)が見られるかもしれませんね!
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