バングラデシュの反政府デモの激化で国外脱出し、辞任を表明したシェイク・ハシナ首相。
ハシナ首相はどんな家族構成なのか調べたところ、父親はバングラデシュの国を建国した「建国の父」で、夫は著名な物理学者ということがわかりました。
ハシナ首相の気になる家族について詳しく調べてみました。
この記事ではこんなことがわかります▼
- ハシナ首相のプロフィール情報
- ハシナ首相の家族構成
ハシナ首相のプロフィール
バングラデシュのハシナ首相のプロフィール情報はこちらです。
名前 | シェイク・ハシナ |
生年月日 | 1947年9月28日(76歳) |
出身 | バングラデシュ南西部ゴパルガンジ県出身 |
学歴 | ダッカ大学卒業(1973年) |
職業 | バングラデシュ首相(1996-2001年、2009-2024年) |
信仰宗教 | イスラム教スンナ派 |
ハシナ首相はバングラデシュ史上最長の在任期間を誇る首相で、バングラデシュの首相を約20年間にわたって務めました。
2015年にハシナ首相は米経済誌「フォーブス」の『世界で最もパワフルな女性100人』にて、59位に選ばれています。
ハシナ首相の家族構成
ハシナ首相の家族構成は夫と子供が2人で、実家家族は父親、母親、本人、弟3人、妹の7人家族でした。
〈ハシナ首相の家族構成〉
- 父親:ラーマン大統領(初代大統領)
- 母親:詳細不明
- 兄弟:3人の弟、1人の妹がいる
- 夫:著名な物理学者、2009年5月に亡くなっている
- 子供:1男1女(息子:サジェーブ・ワゼド、娘:サイマ・ワゼド)
ハシナ首相の父親はバングラデシュの「建国の父」
ハシナ首相の父親はバングラデシュ初代大統領のムジブル・ラーマンです。
名前 | ムジブル・ラーマン |
生年月日/没年月日 | 1920年3月17日 – 1975年8月15日(55歳没) |
出身地 | 英領インドベンガル州 タンギパラ |
学歴 | イスラミア大学(現在のマウラナアザド大学) |
職業 | バングラデシュ初代・第4代大統領 バングラデシュ第2代首相 |
ハシナ首相の父親は1950年代に東パキスタンムスリム学生連盟(後のバングラデシュの主要政党の「アワミ連盟」)を結成し、政治活動を始めます。
1971年3月に東西に分かれていた両パキスタンによる「バングラデシュ独立戦争」が勃発。
1971年12月には東パキスタンの勝利で独立が宣言され、1972年1月12日にムジブル・ラフマンは独立したバングラデシュの初代首相となりました。
1975年、クーデターによって妻と息子とともになくなっています。
ハシナ首相の母親は10歳年下のいとこ
ハシナ首相の母親はシェイク・ファジラトゥンネサ・ムジブさんです。
名前 | シェイク・ファジラトゥンネサ・ムジブ |
生年月日/没年月日 | |
出身地 | イギリス領インドベンガル州トゥンギパラ |
ハシナ首相の父親と母親はいとこ同士で、父親同士によって結婚が決められました。
外務省の公式サイトによると、ハシナ首相の母親は父親のムジブル・ラーマン大統領がクーデターによってなくなった際、一緒に亡くなったと報じられています。
1975年
父ラーマン大統領,母,弟がクーデターにより亡くなる引用:外務省公式サイトより
ハシナ首相には弟3人、妹1人がいる
ハシナ首相には弟が3人、妹が1人います。
- 弟:シェイク・カマル(長男 26歳没)
- 弟:シェイク・ジャマル(次男 21歳没)
- 弟:シェイク・ラッセル(三男 10歳没)
- 妹:シェイク・ラハナ
弟たちはクーデターで亡くなる
ハシナ首相の3人の弟たちは、1975年に起こったクーデターによって父親や母親とともに亡くなっています。
シェイク・カマル(長男 26歳没)
シェイク・ジャマル(次男 21歳没)
シェイク・ラッセル(三男 10歳没)
妹は政治家のシェイク・ラハナ
ハシナ首相の妹は政治家として活躍するシェイク・ラハナさんです。
名前 | シェイク・ラハナ |
生年月日/没年月日 | 1955年9月13日 |
出身地 | パキスタン東ベンガル州トゥンギパラ (現在のバングラデシュ ダッカ) |
学歴 | シャヒーン学校 |
職業 | アワミ連盟ダッカ南部支部の評議員(2016年より) |
ハシナ首相の妹は、2016年よりアワミ連盟ダッカ南部支部の評議員を務めています。
私生活ではダッカ大学ビジネス学部の教授だったシャフィク・アハメド・シディクさんと結婚し、3人の子供に恵まれています。
<ハシナ首相の妹の子供たち>
- 息子:ラドワン・ムジブ・シディク・ボビー(バングラデシュアワミ連盟の評議員)
- 娘:チューリップ・シディク(イギリス下院労働党議員)
- 娘:アズミナ・シディク
ハシナ首相の夫は著名な物理学者
ハシナ首相の夫はワゼド・ミアさんです。
名前 | MA・ワゼド・ミア |
生年月日/没年月日 | 1942年2月16日-2009年5月9日(67歳) |
職業 | 物理学者(核科学者) |
学歴 | ダッカ大学物理学科 ダラム大学(物理学博士号取得) |
ハシナ首相の夫のワゼド・ミアさんは世界的に有名な核科学者でした。
ハシナ首相と夫は1968年に結婚し、2人の子供に恵まれます。
2009年5月9日に夫は他界しました。
ハシナ首相には子供が2人いる
ハシナ首相の子供は息子が1人、娘が1人います。
- 長男:サジェーブ・ワゼド
- 長女:サイマ・ワゼド
長男はITエンジニア
ハシナ首相の息子はサジェーブ・ワゼドさんです。
名前 | サジェーブ・ワゼド |
生年月日 | 1971年(53歳) |
学歴 | アメリカ・テキサス大学アーリントン校 ハーバード大学のケネディ・スクール |
職業 | ハシナ首相の情報通信技術問題顧問 |
サジェーブ・ワゼドさんはアメリカのテキサス大学アーリントン校にてコンピュータエンジニアリングの学士号を取得しています。
その後、サジェーブ・ワゼドさんはハーバード大学のケネディ・スクールに進学して行政学修士号を取得。
2014年より、サジェーブ・ワゼドさんはハシナ首相の情報通信技術問題顧問を務めています。
長女はWHO南東アジア地域事務局長
ハシナ首相の娘はサイマ・ワゼドさんです。
名前 | サイマ・ワゼド |
生年月日 | 1972年(52歳) |
職業 | WHOの南東アジア地域事務局長 |
サイマ・ワゼドさんは2023年11月1日に WHO(世界保健機関)の南東アジア地域事務局長に選出されています。
【まとめ】ハシナ首相の父親はバングラデシュ建国の父!夫は著名な物理学者だった!
今回は「ハシナ首相の父親はバングラデシュ建国の父!夫は著名な物理学者だった!」と題してお送りしました。
〈ハシナ首相の家族構成〉
- 父親:ラーマン大統領(バングラデシュ初代大統領)
- 母親:シェイク・ファジラトゥンネサ・ムジブ(45歳没)
- 弟:シェイク・カマル(長男 26歳没)
- 弟:シェイク・ジャマル(次男 21歳没)
- 弟:シェイク・ラッセル(三男 10歳没)
- 妹:シェイク・ラハナ(政治家)
- 夫:著名な物理学者、2009年5月に亡くなっている
- 息子:サジェーブ・ワゼド(首相情報通信技術問題顧問)
- 娘:サイマ・ワゼド(WHO南東アジア地域事務局長)
反政府デモで首相を辞任したハシナ首相。
ご家族ともども無事であることを願います。