パワハラ・不正疑惑問題で連日メディアで話題になっている斎藤元彦さん。
実際に斎藤元彦さんの兵庫県民からの評判を調べたところ、齊藤元彦さんは兵庫県知事選の際に掲げた公約の98.8%を着手・達成していることが明らかになり、「齊藤元彦知事のお陰で県政が前に進んでいる」と評価されている一面があると判明。
齊藤元彦さんの知事就任後の実績を調べたところ、着手した事案で県庁職員やOB達から反感を買っているのかも…⁈
今回は多角的な視点から斎藤元彦さんの評判や実績を調査してみました。
この記事ではこんなことがわかります
- 斎藤元彦の兵庫県民からの評判
- 斎藤元彦の実績は?
斎藤元彦の県民からの評判は悪くない!
斎藤元彦さんの兵庫県民からの評判を調べたところ、「頑張って知事を続けて!」「知事は悪くない!頑張れ!」という声が多数見つかりました。
兵庫県民として言わせて。
百条委員会でよく分かりました。知事は悪くない。確かに強気に出過ぎたかもしれんが間違いではない。それよかマスコミ・議会よってたかって、イジメられてるのは知事側。どう見たってきな臭い。維新すら梯子落としてまじで最低な奴らや。引用:X投稿より(2024.9.12)
私は兵庫県民だが、斎藤知事は辞める必要はないと思う。無駄を省くなど今まで県政を前に進めてきたし、今回のことも結局事実が無かったとされた。
少なくても私の職場や友人に辞めろなんて言ってる人いないし、なぜこんなに他県の人も騒いでいるのかわからない。引用:X投稿より(2024.9.11)
兵庫県民です。斉藤知事は素晴らしいスペシャリストな優秀な方。天下りなど廃止、改革は当たり前だ!報道メディアよ!真実を伝えるべきだろう!
兵庫県庁の職員たちよ!兵庫県民をなめるなよ!ほんまに、いい加減にせーよ!間違った報道をするな!斉藤知事には期待している!投票したから!
引用:X投稿より(2024.9.9)
兵庫県民です。
斉藤知事が相変わらず叩かれています。随分わがままで傲慢ん知事だと思っていましたが、他に耳をかたむけると今までの知事がいい加減でゆるゆるだったので今の斉藤知事がきっちりしすぎて仕事がハードになったので内部から知事をおろそうという声があがっているというのも聞きました。引用:X投稿より(2024.9.13)
兵庫県民です。斉藤知事になってから、はばたんペイや高校生通学無料、県立大の授業料無料。三宮駅周辺の整備、図書館リニューアル、港周辺の観光整備。三宮が明るく動き始めました。センチュリー前知事は何を県民に還元したんだろう?
引用:X投稿より(2024.9.9)
兵庫県民です。ずっとテレビで知事のニュースが取り上げられている事に違和感を感じていました。やっぱりなぁという印象ですね。知人と話しても1つずつは大したことないのになんでずっとやってるん?と。知事を辞めさせたい人達がいるんだろうねと。県民はバカじゃないよ。
引用:X投稿より(2024.9.6)
連日の報道で斎藤元彦さんに対して「辞めろ」という世間の声・県民の声もかなりあるのは事実です。
しかし、実際の斎藤元彦さんの知事としての仕事ぶりを知っている生の県民の声は、報道とは少し違う印象ですね。
斎藤元彦の実績は公約着手・達成率98.8%!
齊藤元彦さんが兵庫県民からかなり好評判を得ているのは、2021年の兵庫県知事選の際に掲げた公約の着手・達成率が98.8%(173項目中171項目)を達成しているからです。
<斎藤元彦知事の実績例>
- 身を切る改革(給与30%・退職金50%カット)
- 県の財政基金が30年ぶりに100億円を超える
- 県立大の授業料無料
- 公用車のセンチュリー廃止
- 県庁の天下り改革
- 港湾利権団体問題に着手
- ひょうご農林機構の財政破綻問題に着手
①身を切る改革(給与/ボーナス30%・退職金50%カット)
2021年10月1日の神戸新聞の記事によると、斎藤元彦さんは2021年の兵庫県知事選の際に掲げた「身を切る改革」として、給与/ボーナス30%カット、退職金50%カットを実現しています。
- 2021年10月1日に、斎藤元彦知事の退職手当5割、給料と期末手当3割削減の条例案が全会一致で可決
- 斎藤知事は知事選の公約で自身の退職手当や給与の大幅カットを掲げていた
- 兵庫県知事の退職手当は1期4年間務めれば約4050万円だが、約2千万円に減額
- 手当などを除いた給料は月額134万円だが、削減後は93万8000円になる
②県の財政基金が30年ぶりに100億円を超える
2023年8月2日に朝日新聞が報じた記事によると、斎藤元彦さんの知事就任後、「県の貯金」にあたる「財政調整基金」が30年ぶりに100億円を超えています。
県の貯金にあたる財政調整基金は今年度末、約30年ぶりに100億円を超え、127億円となる見込みという。阪神・淡路大震災以降、300万円~数十億円と少ない状態が続いていたが、好調な県税収入に加えて行財政改革の効果などにより、この金額を確保したと知事は説明。
③県立大学の授業料無償化
物価高の影響で東京大学ですら20年ぶりに授業料の値上げを実施する中、斎藤元彦さんは令和8年後より県立大学の授業料無償化(博士課程後期まで)にする政策を掲げています。
大学から『博士後期課程』まで一貫した県民向け授業料等無償化をR8から全面実施します。若者たちが、権利の不安なく、研究に専念できる環境づくりが、兵庫や日本の成長・発展に必ず繋がると思います。
引用:斎藤元彦X投稿より(2023.8.21)
斎藤元彦さんは東京大学在学中、阪神大震災の影響で実家家業が打撃にあって家計が厳しい時期がありました。
しかし、斎藤元彦さんは育英会からの奨学金で危機を乗り切って無事に卒業。
斎藤元彦さんは自身がセーフティーネットを利用した体験がきっかけで行政・政治の道に進むことを考え始めた経緯があるので、「金銭的問題で学びの機会を失うのは良くない」と考えて、現在の兵庫県政に生かしているのかもしれません。
④公用車のセンチュリー廃止
神戸新聞NEXTが2022年6月3日に報じた記事によると、斎藤元彦さんは2021年の知事当選後、多額の費用が掛かっていた公用車をセンチュリーからアルファードに変更しています。
- 兵庫県知事と県議会議長の新たな公用車は「アルファード」
- 斎藤元彦知事は知事就任後、公用車の高級トヨタ車「センチュリー」を解約
- 毎月のリース料は1台25万円から7万円に削減された
- 斎藤元彦知事の就任前は公用車2台の経費は7年間総額約4200万円で、県議会などから「費用が多額」と批判を浴びていた。
⑤県庁の天下り規制改革に着手
2024年9月10日の「アゴラ言論ネットワーク」の記事によると、齊藤元彦さんは常態化していた兵庫県庁OBの天下り規制改革に着手していたことがわかりました。
- 県の外郭団体は県OBが再就職した場合、65歳で再雇用を原則打ち切る規定になっている
- 専門的業務に当たるなどの正当な理由があれば雇用の延長が認められるものの、ほぼそのまま再雇用を続けるケースが常態化していた
- 斎藤元彦知事はその見直しを始めていた(五百旗頭氏に退任を迫ったのもおそらくこれ)
- うがった見方をすれば、天下りの規制強化(年長者の待遇見直し)を率先する知事はみんなにとって困った存在だった
- 知事の天下りの規制強化をけん制するため、県OBらが怪文書の材料になる情報を集めた?という仮説も考えられる
- 兵庫県の斎藤元彦知事は県の外郭団体について「ゼロベースで見直すことが必要」と発言
- 2021年12月中に公表する行財政運営方針見直しの素案に改革の視点を盛り込む方針を示した
- 県職員OBが長期在職している事例をふまえ、外部人材の活用を検討する考えも述べた
- 県職員OBの再就職で65歳での退職を定めた県の内規を超えて慣例的に雇用が延長されていた56人に対し、本年度末までの退職を求めている
また斎藤元彦さんは、2021年の知事就任直後から兵庫県に32ある外郭団体を「0から見直す」と宣言していたこともわかりました。
⑥港湾利権団体問題に着手
2023年3月21日の朝日新聞の内容によると、斎藤元彦さんの県政になって以降、港湾施設を運営する外郭団体「ひょうご埠頭(ふとう)株式会社」の施設使用料の不正問題が明らかになりました。
- 県の包括外部監査が指摘した内容によると、姫路港などで兵庫県の港湾施設を独占的に運営する外郭団体(「ひょうご埠頭(ふとう)株式会社」)に対し、県が不適切に安い使用料を設定していたことが判明
- 外郭団体から県に支払う料金が抑えられ、剰余金が14億円超に積み上がっていた(見えにくい状態でため込んでいた)
- 同社は2021年度、港湾業者などから貸付料約7億5千万円を徴収したが、県に支払った使用料は約3億1千万円(差額約4億4千万円が手元に残る)
- 同社の純利益は毎年約3千万~6千万円。2021年度には利益剰余金が約14億6千万円まで積み上がった
- 割安すぎる料金設定は遅くとも1965年ごろから続いている
- 同社の社長と専務は県OBから、取締役は姫路市や西宮市のOBが就くことになっている
- 歴代社長は2005年から8代続けて県OB
- 県は同社の株式の約4割、姫路市は15%、西宮市は12・5%を所有(22年6月時点)
また、2024年9月15日にXに投稿された兵庫県の行政職員の投稿によると、外郭団体「ひょうご埠頭株式会社」の調査は斎藤元彦さんの意思が働いていた可能性があると記されています。
兵庫県の港湾の外部包括監査の件
X(twitter)上で「外部監査に指摘されただけ」という投稿が散見されるけど、監査が求めている以上に「指定管理者制度」にまで踏み込んでいることで、斎藤知事、県政の意思が働いていると推測できる
明らかな不正ではない金額算定根拠を覆す場合には、外部監査で指摘させるのが賢いやり方(そうでないと「政治的」とか言われる)
だから、港湾事業を監査対象とする選定に斎藤知事の意思が働いたと推定はできるけど
⑦ひょうご農林機構の財政破綻問題に着手
2023年11月28日の神戸新聞NEXTの内容によると、兵庫県は県の外郭団体「ひょうご農林機構」が抱える700億円超の借金問題を解決するために問題に着手していたことがわかりました。
外郭団体「ひょうご農林機構」が進める主要事業のうち、民有地で木を育て、成長後に売却して土地所有者と収益を分け合う分収造林事業について「破綻状態にある」と明らかにした。県は同事業の収束に向け、機構の体制見直しの検討に着手する。事業に伴う借金は682億円に膨らんでおり、債務整理には県の財政支援が不可避で、県民負担は避けられそうにない状況だ。
2023年12月3日の神戸経済ニュースの報道によると、実はこの外郭団体「ひょうご農林機構」は不透明なお金の流れもあることが確認されています。
分収造林事業を手掛けた外郭団体が、三井住友銀行から融資を受けていたことや、その枠組みを巡っては「民間金融機関からの資金調達における透明性の欠如など厳しいご指摘をいただいた」と振り返った。
【まとめ】斎藤元彦の評判は悪くない!公約着手/達成率は98.8%で天下り規制で反感を買った?
今回は「斎藤元彦の評判は悪くない!公約着手/達成率は98.8%で天下り規制で反感を買った?」と題してお送りしました。
斎藤元彦さんの兵庫県民からの評判を見てみたところ、公約着手や達成率が98.8%を達成しているのでかなり評価されている印象です。
斎藤元彦さんの実績で特に大きいもの・有名なものはこちらの7つです。
<斎藤元彦知事の実績例>
- 身を切る改革(給与30%・退職金50%カット)
- 県の財政基金が30年ぶりに100億円を超える
- 県立大の授業料無料
- 公用車のセンチュリー廃止
- 県庁の天下り改革
- 港湾利権団体問題に着手
- ひょうご農林機構の財政破綻問題に着手
メディアでパワハラ・不正疑惑問題で話題になっている斎藤元彦さん。
しかし、実際のところパワハラ・不正疑惑には確固たる証拠がなくて「?」なものがかなり多いことが徐々に明らかに…。
斎藤元彦さんが着手してきた政策実績のうち、特に「県OBの天下り規制」「港湾利用団体問題」「農林機構の借金問題」が県職員やOBの反感を買っているのでは?との有識者の見解も出始めています。
一方的な報道ではなく、多方面からの視点を持ってこの兵庫県知事問題を注視していく必要がありそうですね。